法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

報道

安倍晋三演説に対するヤジの強制排除が、きちんと公権力による表現の自由への弾圧として裁かれたのは良かった

報道によると、判決は警察の手続きのような形式問題にとどめず、表現そのものへの選択的な抑圧だったことまで指摘しているようだ。 北海道警のヤジ排除「表現の自由侵害」 道に賠償命令 札幌地裁:朝日新聞デジタル 原告らのヤジは公共的・政治的表現行為だ…

日本テレビ系地方局の代表取締役社長が新興宗教で講演していた件などについて

日露戦争でロシア軍捕虜を人道的に収容した歴史にもとづく映画を先日に視聴した。 『ソローキンの見た桜』 - 法華狼の日記 公開直後にミニシアター系で観客動員1位を記録したという。地域賞揚映画として現地の観客を動員できたためだろうか。それ以外に動員…

『世界まる見え!テレビ特捜部』奇跡の生還SP

危機をギリギリで避ける、文字どおり危機一髪な場面が多く、今回はショート映像集も見どころ満載。ただ割れた氷山を必死に走って仲間に再合流できたペンギンはインターネットで見かけたな。 エド・スタフォードなる探検家が世界各地の過酷な環境を、現地の探…

『世界まる見え!テレビ特捜部』○○の向こう側

テーマからするとガザの分離壁でも紹介されるかなと期待していたが、今回はそういうセンシティブな社会問題はとりあげられなかった。特に、イギリス軍の活動に密着したドキュメンタリは切迫したテーマかと思いきや…… ロシアからは極寒のミールヌイという村の…

『世界まる見え!テレビ特捜部』笑っちゃいけないけど笑っちゃうヘタくそか!

ショート映像集の流れで、なつかしの宇宙人解剖フィルムが紹介。1995年に発表された当時はリアルな映像として話題になり、さまざまなバラエティ番組で真実味があるように紹介されたが、今回はツッコミ対象として紹介。すでに制作者が判明していることも説明…

『世界まる見え!テレビ特捜部』世界はおマヌケさんだらけ! 全員逮捕SP

2時間SP。ミニ映像コーナーは監視カメラに映ったマヌケな犯罪者を、本編は警察権力を賞揚するドキュメンタリを多く紹介。 いつものボーダーセキュリティーは米国の税関。基準値の400倍の放射線が検出された男に、すわ核兵器かと緊張したら、放射線治療の直後…

その時点で五輪反対デモに参加してない人物をなぜ閉会式の前日に取材したのか、NHKの報告書に説明がない

東京五輪公式ドキュメンタリの制作風景を報じたNHK番組のテロップ歪曲問題だが、くわしい報告書が公開されたという。 www.tokyo-np.co.jp 公式ドキュメンタリ側はテロップ歪曲に関与しておらず、NHK側だけに責任があると、あらためて説明されたそうだ。 「五…

鳩山由紀夫氏のツイートと医療ベンチャーのインサイダー事件をならべるのはミスリードじゃない?

医師で小説家の知念実希人氏が、鳩山氏が医療ベンチャーに期待しているツイートと、その医療ベンチャー関係者がインサイダー容疑で逮捕されたスクリーンショットをならべていた。 ……………… pic.twitter.com/1Zn7y0X5BY— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777)…

ヒトラーになぞらえて批判する発言について、いったい維新は何を考えて菅直人氏を批判しているのか

橋下徹氏の弁舌がヒトラーを想起させると菅直人氏がツイートしたことについて、なぜか国際法違反だという反発があったり、維新の党が立憲民主党へ抗議をつづけてもいる。 橋下氏をはじめ弁舌は極めて歯切れが良く、直接話を聞くと非常に魅力的。しかし「維新…

『世界まる見え!テレビ特捜部』リベンジ

浮気調査番組チーターズのひさしぶりの新作は、司会を人気ラッパーに交代。番組内容そのものはつまらないが、そのラッパー自身が浮気した過去があり、番組中でも指摘されているのは何なんだろう…… 1992年、アフリカの国立公園でサイや牛が大量死した謎のドキ…

五輪反対デモ参加者のように歪曲された男性を取材していた島田角栄氏が、NHKに抗議した文脈がまったくわからない

hokke-ookami.hatenablog.com 今回の該当部分の取材者である島田角栄氏とNHK側スタッフは、同行しつつ取材者と被取材者の立場でもあった。ならば相互の取材で食いちがいがあることに気づかなかったのか。ツイッターで問われた島田氏はNHKに説明をあずけてい…

五輪反対デモを河瀨直美氏が無断で撮影したこと自体は、ドキュメンタリ制作において一般的に誤りとは思えない

hokke-ookami.hatenablog.com 上記エントリで言及したデマが生まれた経緯について、いまだ明確な説明はどこからもおこなわれていない。 NHK側も河瀬氏側も情報を発信していないし、デマを流されたデモ関係者への明確な謝罪もなされていないようだ。 しかしそ…

『世界まる見え!テレビ特捜部』やらかしちゃったSP

すでにネットでバズッたようなミニ映像コーナーや、今は夏のオーストラリアでビーチの観光客を管理する警察を紹介したり、マスタードを愛しすぎて弁護士をやめたような偏愛趣味の人々が登場したり。 そして今回の番組テーマである、米国各地の建造物で起きた…

誤報にはいろいろな原因が考えられるのに、五輪反対デモ日当についてのNHKの謝罪文では経緯がよくわからない

BS1のドキュメンタリにおいて、五輪反対デモに参加して日当をえたという場面について、誤ったテロップをつけたとNHKが謝罪文を出した。 www.nhk.or.jp よくある誤報は、証言者が虚言や記憶違いをしていた事例だろう。あるいは現場の取材者が捏造した事例など…

『世界まる見え!テレビ特捜部』戦慄の瞬間?2HSP

ミニ映像コーナーが終わって、さまざまなカメラがとらえた世界の珍事が紹介。塀にのぼっていた熊を女性が撃退する映像など、良くも悪くもすでにインターネットで見かけたようなものが多い。一応、そうした切りとり映像だけではわからない後日談や、撮影した…

ゲームの時間は終わらない

hokke-ookami.hatenablog.com 上記エントリに対して、id:srpglove氏が状況を把握できず読解力もない人間であるかのような「ネタ」を実演していた。 https://srpglove.hatenablog.com/entry/2021/10/04/235337 念のため、前提となる事実関係などについて真面…

『世界まる見え!テレビ特捜部』メリークリスマス!  謎をいっぱいプレゼント!!ウソかマコトか? 2HSP

今年最後の放送。ミニ映像コーナーはバズッたような映像を集めたものが多いが、蟻がいくつもつながりあって紐のようになり、スズメバチの巣までとどく吊り橋のようになり、それをつたう蟻たちが幼虫をもちだす光景は印象的だった。 ボーダーセキュリティーで…

やはり基幹統計を国家がいじっていたのは厚生労働省だけではなかったのだな、という悲しみ

国交省職員、検査院の指摘後は自ら統計書き換え 自治体には中止指示 [国交省の統計書き換え問題]:朝日新聞デジタル 建設業の受注実態を表す国の基幹統計を国土交通省が書き換えていた問題で、同省が2020年1月までに会計検査院の調査を受けたため、データの…

『ラブひな』ファンに會川昇シナリオが反発されたのは相性がもともと悪かったからかな、ということを思った

自民党の党議拘束の強さ、つまりは政治家となった場合は興味関心のうすい分野にも党にしたがって票を投じなければならないことを理解しているのだろうか、ということも思った。 自民「ラブひな」作者擁立へ 参院比例、若年層の集票狙い | 共同通信 自民党が…

武蔵野市の住民投票条例についての住民アンケートを読んで背筋がただされる

外国籍にも投票資格を広げた武蔵野市の住民投票条例が、まず委員会において賛成多数で可決したという。 武蔵野市の住民投票条例案、市議会委員会で可決 外国人にも投票資格:朝日新聞デジタル 条例案は日本での在留期間に条件をつけず、18歳以上で、市の住民…

『NHKスペシャル』新・ドキュメント太平洋戦争 「1941 第1回 開戦(後編)」

真珠湾攻撃に向かう兵士たち、初戦の勝利にわきたつ庶民、そして戦争目的の乖離をうれえる陸軍の一参謀の手記をとおして、対米戦争開戦の雰囲気を描き出す。 www.nhk.jp 太平洋戦争がはじまってから八十年、すなわち日中戦争は無視して、真珠湾攻撃にはじま…

『世界まる見え!テレビ特捜部』○○よりマシ

ゲストのひとりが原田知世。さまざまな極限の事態や環境で、選択をしいられた人々を紹介する。 まず、パキスタンからはたった6人しか車で通行しない、山肌を削っただけの危険な道を紹介。山奥の村人が協力してつくったものだという。 少しずつ崩れて小石が散…

テレビ朝日系列のワイドショー番組「モーニングショー」で、旧統一協会系メディアを肯定的に引いていたらしい

現在は家庭連合と名称を変えているカルト宗教。その関連メディア「ワシントンタイムズ」が11月23日に登場したと、id:debyu-bo氏が指摘していた。 モーニングショーで「ワシントンタイムズによると…」という発言を耳にして目眩を覚える。— デビューボ (@debyu…

『世界まる見え!テレビ特捜部』神様のイタズラ2HSP

2時間SP。しかし公式サイトの細部タイトルがここまで省略する意味がわからない…… 恒例となった声優ナレーションには佐倉綾音が参加。同じ放送局なので『僕のヒーローアカデミア』が紹介されたが、メインヒロインではありつつメインキャラクターという感じで…

『世界まる見え!テレビ特捜部』笑えるおマヌケさんが大集合!かっこわるー

ボーダーセキュリティーは米国版。いつものように犯罪者を阻止しようとする税関を賞揚する……展開になりそうなところで、今回に没収されたのはウクライナ人が個人的に大好物としてもちこんだバナナくらい。たしかに外来生物をもちこむ危険性などはあるだろう…

与党自民党の政治家を「万死に値する」と批判すること自体に、何の問題があるのだろう?

れいわ新撰組代表の政治家として、山本太郎氏が麻生太郎氏へ強く批判したことが話題になっていた。 れいわ山本太郎代表が麻生太郎氏を猛批判「万死に値する人間。政治家をやめた方がいい」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース 「温暖化のおかげで北海道のコメ…

『世界まる見え!テレビ特捜部』不思議な町

世界各地の印象的な情景を紹介するということで、冒頭のミニ映像コーナーは観光地やイベントといった意図的な「不思議」が目立つ。 ドキュメンタリ紹介に入っても、中国の少数民族を次々に紹介していくところでは、歴史的な経緯や少数民族のおかれた立場より…

『世界まる見え!テレビ特捜部』見たことない世界!極端だなぁ

冒頭の映像コーナーの後に、前衛的なファッションがならぶロンドンコレクションで、学生が仲間とともに奇抜なファッションを安い材料で適当につくり、周囲を騙せるかという実験が紹介。 最初は友人のサクラにさわがせて有名なモデルのように装ったが、すぐに…

インターネットで話題の人々が『月刊WiLL』2021年12月号に記事をよせている悲しみ

月刊WiLL (ウィル) 2021年 12月号 [雑誌]作者:ワックワックAmazon 忘れていました。Willの今月号に私の解職を求めた正体不明組織の計画的陰謀の顛末を書きました。よろしければお読みください。9月はじめからの計画で、総裁選のとき私が河野・村山談話破棄を…

『世界まる見え!テレビ特捜部』エンジン全開!まさかの乗り物大連発

2時間SP。今回はさまざまな発明や、各国の乗り物事情を紹介していく。 ミニ映像コーナーの後、最初に紹介されるのは水上バイクの世界チャンピオンにして、発明家のフランス人フランキー・ザパタ。 水上バイクの噴出力を見て、ホースで吸いあげた水を噴射する…