法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

武蔵野市の住民投票条例についての住民アンケートを読んで背筋がただされる

外国籍にも投票資格を広げた武蔵野市住民投票条例が、まず委員会において賛成多数で可決したという。
武蔵野市の住民投票条例案、市議会委員会で可決 外国人にも投票資格:朝日新聞デジタル

条例案は日本での在留期間に条件をつけず、18歳以上で、市の住民基本台帳に3カ月以上登録されていれば投票資格がある内容。21日に予定される本会議で成立すれば、神奈川県逗子市、大阪府豊中市に次いで全国3例目となる。

これに向けて3月ごろに武蔵野市が集めたさまざまな意見が、下記ページで公開されている。
www.city.musashino.lg.jp
特に、18歳以上の住民から無作為にアンケートを求めた回答が興味深い。
http://www.city.musashino.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/031/051/anke-tokekka.pdf
上記の朝日記事でも73・2%が賛成だったと言及されているが、具体的にさまざまな表現の意見がならぶ自由記述回答を見ると、その力強さに圧倒される。
当然というべきか、不安に満ちた反対意見も複数あるのだが*1、だからこそ読みくらべると感じとれるものがあった。

*1:事実関係では「私自身、イギリス・カナダ・スイスに住みましたが、それらの国では一度も投票資格者には含まれませんでした。日本国籍を有する人に与えてほしい。」というコメントが目を引いた。実際のスイスは外国籍の住民が多いこともあって、地方自治体レベルで外国人が参政権をもつ地域が複数ある。 www.swissinfo.ch