近現代
第二次世界大戦の末期、日本の孤島につくられた炭鉱では無茶な増産がおこなわれていた。人命が失われるほどの危険な事故がつづき、当然のように脱走があいついだが、すぐに拘束されていく。 そして朝鮮半島で楽団をひきいて成功した朝鮮人の父娘が、賄賂をつ…
1955年の日本で、センポという日本人をさがしている外国人が外務省にやってきた。外国人はセンポに命を救われたユダヤ人だという。しかし外務省にはそのような外交官の記録はなかった。 1934年の満州で、外交官の杉原千畝は白系ロシア人と協力して列車内の追…
海の見える草原で、ひとり押し花のしおりを作っていた少女サン。そこに同じ女子校にかよっていたマユがあらわれ、ふたりは仲良く森を抜けていく。 たどりついたのは、同世代の少女たちが人力で土木作業をおこなっている風景。サンとマユも遅れて作業に参加す…
日米開戦直前に若手エリートを集めて、敗戦までの展開をほとんど完璧に予測した総力戦研究所*1を、猪瀬直樹氏のノンフィクションにもとづいてドラマ化。 「シミュレーション~昭和16年夏の敗戦~」メインビジュアル・題字&音楽、豪華キャストを発表! - N…
久米島住民虐殺に一兵士としてかかわった人物の手記が沖縄タイムスで報じられ、注目を集めていた。 久米島住民虐殺「残忍極まる行為」 元兵士が手記 隊長と青年のやりとり目撃、その夜に惨劇 | 沖縄タイムス+プラス 久米島に駐屯した日本軍「鹿山隊」の元兵…
ナチスドイツに対抗するための原爆開発の主導者に選ばれた科学者、オッペンハイマー。科学への興味関心が何よりも強いが、社会の圧力を気にしないため組合活動にも精を出す。そして多くの科学者を集め、核分裂が連鎖反応する新型爆弾を作りあげた。 そしてそ…
パクチョンヒ大統領が殺害されたことを受けて、軍内グループのハナ会が捜査にかこつけて活動をはじめる。一方、軍の権力を減らそうと考えていたチョンサンホはイテシンに首都警察をまかせた。そしてハナ会をひきいるチョンドゥグァンがクーデターを画策して…
敗戦後の日本。廃屋のような居酒屋ですごしている女がいた。やってくる男の性欲をけだるく処理して、日銭をかせいでいた。しかしある時から、盗みで生活していたらしい幼い男児が居酒屋に住みつくようになった。そして、新たに居酒屋にやってきた復員兵は休…
広島に原爆が投下された直後の満州。突如として侵攻してきたソ連軍の空襲により瓦礫の下敷きになった男は、妻と子供を先に行かせ、はなればなれになった。ソ連軍の捕虜となった男はロシア語が話せるために収容所の通訳を担当して、数年後に帰国できることに…
発端は、大規模な虐殺の被害者数は一般的に推計せざるをえないこと、推計数に幅があることだけでは虐殺の事実が否定されないという「鏡屋譲二@squaremania」氏の指摘だった。 原爆による推定死者数だって11万~21万人と”諸説”あるわけだけど、原爆について言…
実話にもとづく同名絵本をNHKが30分枠でアニメーション化。2025年3月26日に放送され、7月末から8月頭にかけて複数回再放送予定。 www.nhk.jp 番組情報で広島原爆投下と関係があるという知識だけで再放送を視聴した。 作品としてはどこまでも当時に少女だった…
子供を助けようとして父が死に、母ひとりに育てられた少女、百合。成績は良くて教師や母からすすめられても、貧しい生活で大学に進学することをあきらめており、母と衝突して団地を飛び出る。そして豪雨のなか古い横穴で雨宿りしていたところに雷が落ち、目…
二十世紀なかばのポーランドで、美しい川を楽しむ家族がいた。家族は広々とした邸宅に住んで、現地の女性に下働きさせ、美しい庭で子供たちが遊んでいる。しかし鉄条網のついた塀で視界を閉ざした向こう側では奇妙な音が響き、美しい青空を煙が汚していた…… …
毎年『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』で、少なくとも映像はしっかりした劇場作品を送りだしてきた体力のある会社だが、まさか銃後を描いた『窓ぎわのトットちゃん』*1につづいて最前線を描くことになるとは。 ペリリュー -楽園のゲルニカ-:終戦80年…
今後どのように話がころがるかはわからないが、第1話だけでも太平洋戦争開戦前夜の庶民を描いた読切漫画として完成している。 shonenjumpplus.com 作者のななせ悠は、ジャンプ+読切画像ジェネレータで私選した3作品のひとつでも見事な歴史漫画を読ませてくれ…
漫画原作者のid:Rootport氏が「キャンセル」を否定する理由として小林多喜二虐殺の歴史を引いたことに対して、漫画家の藤栄氏が虐殺のおかげで共産革命が起きなかったと語っていた。 『蟹工船』の作者は警察の拷問で死亡した。小林多喜二は氷山の一角にすぎ…
サザエさんで夕食がイモの天ぷらと聞いて、波平とマスオがブチ切れる四コマがあるのだが、これも戦争経験を踏まえたもので、今の読者は2人がなんでキレてるのか分からんだろうと思う。つまり、南方に従軍していた波平は当然として、マスオさんも戦時中の食生…
もしも北村紗衣氏の『ダーティハリー』感想におけるアメリカンニューシネマの説明がまちがっていたとしても、あまり感想の良し悪しとは関係がないし、ウソをついたことを意味しない - 法華狼の日記 Wkipediaの「アメリカン・ニューシネマ」項目から『ダーテ…
韓国が国連加盟をめざしてアフリカ諸国にはたらきかけていた1980年代末から1990年代初頭にかけて、ソマリアで内戦が勃発した。巻きこまれた韓国大使館と、当時は先んじてヨーロッパやアフリカと関係を深めていた北朝鮮大使館が、脱出のため協力せざるをえな…
1940年、フランスの街角で逃げまどう英軍兵士が、イギリスへ脱出しようと兵士が待機する海岸へたどりつく。一方、兵士の脱出を助けようとする民間のちいさな観光船がイギリスから出港した。また一方、脱出を支援するため三機の英軍戦闘機が海上を飛んでいた……
今から十年前、公園から追い出されて神社の境内でスケートボードをやろうとした男子3人と、その境内に戦後から住み込みで管理人をしている老人の奇妙な出会いと、戦争の歴史の継承を描く。 www.nhk.jp 終戦記念日放映のTVドラマらしく、戦争によりよるべを失…
日本軍が敗戦間近の大戸島に、故障した軍用機をうけいれるちいさな整備基地がつくられていた。そこに特攻機が着陸するが、乗っていた敷島の主張する故障を整備兵は見つけられなかった。その夜、大戸島につたわる伝説の存在ゴジラがあらわれ、整備基地を壊滅…
ひとりのジャーナリストが鬼太郎の謎をさぐろうとしていた。なぜ彼は人間を守ろうとするのか。その起源は昭和31年にさかのぼる。血液銀行につとめている戦場帰りの水木は、謎の血液製剤の利益をもとめて、哭倉村という村へ行くこととなる。そこで血液製剤を…
発端は、フランス大使館アカウントに抗議してブロックされたという「shin@アメリカによる日米地位協定悪用を許さない@shin_the3rd」氏のツイート*1だった。 フランス代表Xアカウントの「JAP」をフランス大使館に抗議したらブロックされた!日本人差別! - To…
「日本史を侮辱」戦国時代舞台の仏ゲーム、発売中止署名に9万超 主人公「弥助」巡り論争 - 産経ニュース フランスのゲーム会社が発売を予定しているソフトがSNSなどで〝炎上〟し、発売中止を求めるオンライン署名の賛同者が10万人をうかがう勢いになっ…
よく話題になる発言については、当時の映像を紹介しつつ再検証した犬飼淳氏の記事が新しく出ている。 蓮舫氏「2位じゃダメなのか発言」の真相…5つの観点から分析する「報道のキリトリ」と「実際の発言」との相違点 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛…
狸穴猫氏が3月11日に書いた下記noteが多数のはてなブックマークを集めていた*1。 世界中で愛される、日本の「マンガ・アニメ」は、社会学者や教育学者によって不当に弾圧され続けてきたことを掘り起こしておく|狸穴猫(まみあなねこ) 鳥山明急逝を受けて、…
清朝が倒れ、内戦がつづく20世紀初頭の中国。敗北して少林寺へ逃げこんだ敵将を追って、侯杰という将軍が近代的な軍隊をひきつれて押しよせてきた。そして侯杰は部下とともに少林寺の僧侶をしりぞけ、敵将を撃ち殺して去る。侯杰は組織内で下剋上も考え、腹…
2024年初の放送。他番組のSP化にあわせて内容をよせあつめたような作りで、良くも悪くも特番感はない。 ただ紹介されるドキュメンタリの質は全体的に良かった。 「カメラがとらえた信じられない瞬間」は、監視カメラが個人店などにも設置されることが普通に…
臨床検査技師でもあったSF作家の林譲治氏を発端として、ノンフィクション作家の松浦晋也氏らが引用リツイートしていった流れが興味深かった。 まだ現役だった時に、さる病院のベテラン看護婦さんから「うちの病院には、中国に従軍して精神を病んだお爺さんが…