楽天が軍事企業と提携することへの抗議のため撤退する企業が出たことをTogetter公式がまとめ、イーロン傘下になったTwitter*1を使うべきではないという反論ツイート*2を最後から二番目に収録していた*3。
「買うのやめるわ」楽天が海外軍用ドローン会社と提携を発表、それを受けて通販生活が楽天市場からの撤退を表明することに - Togetter
「楽天は軍需だ!使うのやめる!」
— 素麺 (@natunosoumen) 2026年8月17日
って言ってる方々。
正真正銘の軍需、ドローン戦で収入を得てるイーロンのSNSをやめない辺り、実にダブスタなんだよなあ。
今までもこれからも軍需を満たす企業の商品やぞ、Xは。
@nikkei 「楽天は軍需だ!使うのやめる!」って言ってる方々。
正真正銘の軍需、ドローン戦で収入を得てるイーロンのSNSをやめない辺り、実にダブスタなんだよなあ。
今までもこれからも軍需を満たす企業の商品やぞ、Xは。
それに同調するように、コメント欄では軍事技術をさけるならばインターネットも使うべきではないという意見が複数あり、賛同も多くあつめている。
sinkoro@h_okasann
使い古しであれだが、インターネット自体が軍事からの派生なので、まずはネット通販を止めてTV、ラジオ、カタログ、広告通販に戻ることじゃないのか?もちろん申し込みにメールの利用はだめだからな?通信もおそらくは軍事からの派生だから電話、FAXもだめだなw
おきらく@信長出陣@GameOkiraku
ここから楽天市場から撤退する一大ムーブメントが起きたら凄いけど、実際はここしかそんな動きしないんだろうなって感じはする。そもそも軍需に関わったらダメなんて言うならインターネットなんて利用できないですよ。
X.Y.S@y_sugizou
軍事技術を出自とした素材や技術の製品、サービス(インターネットや電子レンジや缶詰)を使わないのはもちろん、関連する企業(三菱系とか、新明和とかダイキンとか)の製品サービスも徹底排除するところまで厳密に徹底するなら分かるんだけど、この手の左翼仕草は薄っぺらいポーズだけなのよね。
たとえば瓶詰技術などはナポレオンが遠征の保存食のために考案させた技術ではある。しかし、だからといって瓶詰技術を批判するならばナポレオンの行為をいっさい批判できない、ということはないだろう。
アペールとは? 意味や使い方 - コトバンク
フランス革命後、政府は陸海軍の食物を保存する方法について懸賞募集した。アペールは食物を広口のガラス瓶に入れ、水を加えてコルク栓を緩くしてこれを鍋(なべ)に入れ、2時間ほど煮沸して瓶を取り出し、栓を堅く密封した。1810年、彼はこの方法でナポレオンから1万2000フランの賞金を得、それで食物保存の工場を建て、その方法について著作した。
保存食をもとめて実現させた事績そのものは賞賛されるとしても、特に関連するわけでもない他のさまざまな行為の評価は個別に評価されるものだ。
そこで評価の対象を軍事という存在に広げたとたん、個別に評価できなくなるのは逆だろう。個人にかかわる技術ひとつであっても個人全般の評価に直結できないのであれば、より大きな物事のかかわる技術ひとつを物事全体の評価に直結できるわけがない。
肯定であれ妥協であれ利用するならば、かかわる他の技術や行為をいっさい批判するべきではない、ということはないだろう。既存の社会が戦争によってかたちづくられているからといって、新たな戦争を批判するべきではない、ということもない。
技術の発展と使用にはさまざまな過程がある。過程の一端にかかわった物事を、技術に関係ないところまで肯定するのは、軍事技術を批判されたくない動機が先にあり、そのために理屈がゆがめられているのだろう。
そもそも軍事技術におけるインターネットの立場は、食料の保存方法のひとつにすぎない瓶詰とは違う。米国防省がかかわる技術すべてが軍事技術と呼べるかは微妙なところがあるし*4、コンピュータをネットワークでつなぐシステム自体は米国防省がかかわる以前から研究が進められていた。軍事がかかわらなくても、現在のようなインターネットが存在した可能性は充分に考えられる。瓶詰がなくても他の食料保存方法が考えられてきたように。
たとえばTogetterのコメント欄では、下記の意見も十以上の賛同をあつめている。しかし八木宇田アンテナは軍事技術の象徴といえるだろうか。
reesia@reesia_T
テレビ受信のために八木宇田アンテナを使ってるご家庭って多いと思うんですけど、まさか軍事アレルギーの方のご家庭には設置されていないですよね?
大正時代に開発された先端的な技術だったが日本国内では活躍できず、戦争で敵軍がレーダーに採用していたことが後年に判明した逸話は有名ではある。
しかしこの逸話は、むしろ戦時体制で余裕のなかった日本において有用な技術が見向きもされず、戦後にようやく文化的な技術として普及したという解釈ができないだろうか。
軍事に選択と集中をおこなって開発された技術がある一方で、疎外された技術があるかもしれない。開発できなかった技術は認識することすらできないが、八木宇田アンテナのように開発はできても実用化ができなかった技術があることはわかる。

