一つ一つはオーソドックスな描写でも、それを濃密に詰め込んでいく『コードギアス』らしさが良い意味で出ていた。
初回から続けるように一期第2話をトレースしており、細部はともかく展開全体には意外性がなかったが、一期終盤での合衆国日本建国を再宣言。自己模倣は今回が最後という宣言なのだろう。次回から本格的に物語が動くのを期待。
作画は期待したほどではなかった。あくまで中田栄治は総作画監督の立場で、全体を安定させる立場の様子。
一期目が作画監督を大量に投入しながら作画が不安定で、予定外の総集編を二回も入れていたことから考えると、『R2』がスケジュール安定を最重要視する理由は理解できる。TV番組の場合、不安定で出来不出来の差が激しい作品が楽しかったりもするのだが。