いやあ、どうすれば『ハートキャッチプリキュア!』でメインキャラクターデザインだけでなくゲストキャラクターデザインも起こし、総作画監督修正も入れつつローテの作画監督として入って原画も担当。
それなのに同時期放映中の『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』ACT6に原画で入っているとか、どれだけ手が早いのだろうか。口元を手で押さえる女性アナウンサーがそれらしいという指摘を見かけたが、確かに指の処理から瞳の大きさまで馬越絵に似ている。しかし絵柄が出つつ、他のカットと比べて違和感がない。
少し前にNHK教育で再放送していた『こばと。』第五話でも、借金の取立てに来たヤクザ連中がそれっぽい感じだった。
馬越キャラクターデザインは絵柄が多様というところが魅力で特長でもある。
まず『おジャ魔女どれみ』『カスミン』『マリー&ガリー』のようなデフォルメされた少女キャラクター*1。
おジャ魔女どれみ
NHK アニメワールド
マリー&ガリー ver.2.0 : 東映アニメーション TOEI ANIMATION
『ママレード・ボーイ』『ご近所物語』『花より男子』のようなシャレた少女マンガ風。
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ご近所物語 DVD-BOXいよいよ発売!
花より男子
そして『剣風伝奇ベルセルク』『ジパング』のような濃い劇画調の再現まで、多彩にしてアニメとしての破綻がない。
TBSアニメーション・ジパング公式ホームページ*3
また、映画『COWBOY BEBOP 天国の扉』を代表として人物アクションに定評があることは当然として、『トップをねらえ2!』でロボット戦も作画している。メカを手描きしている『ジパング』OPで作画監督していることから考えて、リアルなメカもたぶん作画できる。
あと声優もできるな。考えてみれば『十兵衛ちゃん2 -シベリア柳生の逆襲-』なんてノルシュテインと馬越嘉彦が声をあててて貴重すぎて価値が逆にわからない。