世界各地にプリキュアがいる今作において、ついに主人公プリキュアが海外へ出張。通常シリーズならば異世界での訓練が描かれる時期か。
まずゲスト姉妹プリキュアは新鮮で面白い。家族でありながら相反する性格が、過去シリーズにもない強い葛藤を生む。常夏の島らしく、メラニン色素が濃いプリキュアというビジュアルも新鮮。しかし声優がOPEDの主題歌を担当しているようだが、演技に癖がなくて気づかなかった。
一方、ゲスト敵幹部がゲイキャラクター風なのは、ちょっと気になった。おそらく今回だけのキャラクターだから、今後にフォロー描写が来るとも期待できない。
作画は前半に青山充の絵柄が出ていたが、後半から違ってくる。そこでクレジットを見ると一人原画ではなかったが、劇場版の仕事でいそがしいためだろうか。嫌いな作画ではなかったが、変身シーンはバンクにできなくても豪華な作画で見せ場にしてほしかったかな。
10周年挨拶はキュアマリン。さすがの傍若無人な動きが良い。馬越嘉彦作画も、細かく描線を変えて動きも元気良く、目が楽しい。
