2010-05-29 『ロストワールド』 映画 歴史 サイレントモノクロ映画。上映時間は約1時間で、オブライエンの特撮が素晴らしい。ギアナ高地から落下する恐竜等、わずかながら水を用いた特撮も楽しめる。 登場するブロントサウルス*1と猿人*2が融合して、後の映画『キングコング』へ繋がったのだろう。 映画の歴史では『キングコング』に軍配が上がったわけだが、無駄のない構成という意味で『ロストワールド』もよくできている。ブロントサウルスが街を蹂躙する場面は短く、暴れた後に姿を消す展開もあっさりしたものだが、後を引かない娯楽と見れば悪くない。 *1:後にアパトサウルスへ組み込まれるのにブロントサウルスという名前がはるかにメジャーなのは、この作品で活躍していることも理由かもしれない。調べてみないと断言はできないが。 *2:何となく映画『2001年宇宙の旅』冒頭を思い出す。モノクロということもあるが、なかなか特殊メイクもよくできている。