法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『機動戦士ガンダム00』MISSION-13 聖者の帰還

〜各勢力首脳が同じ映像を同時に見る姿は間が抜ける〜
たとえば同時に別の情報をモニターしているとか、一般人がニュース映像を見るのと多少は差をつけないと現実味に欠ける。時差を感じられるような絵を強調すれば、より良い。
一般人視点やサービスシーンを愚直に入れるのも、いつものことだが中途半端で効果を感じられない。多くの要素を投入するなら、『コードギアス』くらい悪趣味でないと印象が散漫になる。


1対1の師弟対決や、満月を背負っての救世主登場、武装解除しての人質返還等、モビルスーツがらみの絵は珍しくハッタリを効かせていて、かなり良かった。
ようやく主人公が正体を隠す演技をしたり、それをグラハムが見破ったりの駆け引きも悪くなかった*1。主人公とマリナ姫の関係を邪推させかねない会話は、遠くからでは音声を拾えなかったり、電子妨害で記録できなかったと補完するべきだろうか。こういったキャラ関係を優先した粗雑な描写は、少しの補足描写で格段に印象が良くなるのだが……

*1:主人公の自己紹介ぶりが印象づけられている今では、少し遅すぎた感はあるものの。