しばらく前に判明した、時間移動を人の記憶に繋げてタイムパラドックスを回避する設定は巧いと思った。……が、あくまで技巧的な逃げという印象だった*1。
しかし、イマジンが破壊活動へ向かった過去に、必ずといっていいほど謎の人物が待っていた種明かしには素直に驚いた。謎の人物がイマジンを追っていたのではなく、その逆だったのか。イマジンを待ち受けていた人物が戦いもせず、すぐ去っていく描写ばかりだった謎も明快に解けた。
*1:もちろん、あくまでSF的に見て逃げと感じただけ。無駄に設定を複雑にしない効果や、役者の不調に対応できる柔軟さ、何より各エピソードのテーマと不可分に結びついてドラマを構成し、特撮作品としては完璧に近い設定の使い方と思う。