〜こここのタイミングで総集編ですか?!〜
作画監督による修正が行き届いてなく、画面が微妙に荒れ気味。技術力のあるアニメーターがそろっているため、荒さが味になって面白くはあるのだが。
すっかり色気担当な玉子17歳も、妙に精神的距離が近すぎる兄弟も、キャラ立てが急速すぎて参った。
ともかく展開的には様々なブラックボックスが生まれた経緯と、主人公ヤサコおよびデンスケに隠されていた機能の開示といったところ。
ブラックボックス発生の大半を会社引継ぎ時に求めたのは、意外でありつつ得心もする。人工的な電脳空間で謎が多量に、それも基盤から存在することをたった一つの理由でほとんど説明してみせた。
一方、デンスケや秘密の部屋に対するツッコミを回避するための「封印」という言葉は便利すぎてどうかと思った。鍵という視覚的描写が以前から存在するおかげで、違和感は軽減されているものの。
しかし、今さら電源を切るために時間がかかる描写が明示されるとは思わなかった。これでサッチーに追いかけられても電源を切らない理由が確定したと考えていいだろう。