ヤンヤンの故郷のプルルン星で宇宙船を修理することに。プラズマ星からやってきた職人フレアが修理するのだが、なぜか部下ではなく星奈たちに手伝わせる……
前回*1からプルルン星への滞在がつづき、まだ惑星サマーンへ行かないという構成が大胆だ。
省略しても成立するような内容になっていることから、関西地区の甲子園による放送休止に対応したシリーズ構成なのだろうか。それを本筋に無関係なエピソードで処理せず、連続ストーリーの過程に位置づけたところが珍しい。
物語の本筋は意外なことに、なんでも完璧にこなすような天宮と香久矢が、たがいに遠慮して挫折したこと。落ち込む二人の心象を、プルルン星のスコールが演出する。これは第26話*2で予告した夏休みの終わりにつながる物語でもあるだろう。
だからこそ、やはり第25話*3のような超人的な活躍は、たとえ短いギャグ描写であっても避けてほしかった。プリキュアとしての設定が過去よりもオカルトじみているだけに、キャラクターの日常はもっと地に足をつけつづけておいてほしい。
