観星町星まつりに5人がやってくる。異星人として異文化に初めてふれる羽衣とユニ、箱入りお嬢様ゆえ初体験な香久矢。それぞれがスキルを活用して祭りを楽しんでいくが……
小林雄次脚本。エピソード単独では面白くとも、あまり前後との連続性がなく、キャラクターのイメージも壊す印象がある。今作の登板では第12話がそれだった。
『スター☆トゥインクルプリキュア』第12話 さよならララ！？映画監督は宇宙人☆ - 法華狼の日記
今回はサブタイトルにもなっているユニが、これまで見せてきた器用さを失っていることに違和感があった。故郷を救うことを優先して楽しみを捨てたキャラクターではあるが、それでも芸能活動で大成功するようなスキルはある。
金魚すくいなどは簡単に成功して、しかし遊びとして楽しめるのは上手くできない羽衣だった……みたいな対比にしたほうが、ふたりのキャラクターがそれぞれ生きたと思う。
香久矢が射的の的を気合で全て倒したかのような描写なども、もうちょっとリアリティを重視してほしかったところ。プリキュアには珍しく、わりと現実に束縛されたキャラクターでもあるし。
村上貴之の演出に下谷美保と藤崎真吾の作画監督で、整った作画から祭りらしい華やかな情景を作りだしていただけに、あまりキャラクター描写が好みではなかったのが残念。
