十把ひとからげにあつかわれてきたフェアリートーン達の何人かが、強化した敵にとらわれてしまう。フェアリートーンは救い出せたものの、集めてきた音符がごっそり奪われるという、プリキュアにとって手痛い結末。各キャラクターが手分けして活躍したり、敵の本気度が高かったり、本筋がしっかりしているから細かく遊んだ描写を素直に楽しめる。
アバンタイトルで強化され変身するトリオ・ザ・マイナーの描写は変身バンクっぽくて見ごたえあったし、本編のアクションも長めで空間を広く使った殺陣が楽しめた。
脚本が成田良美、演出が黒田成美、作画監督が稲上晃。わりと出来の良い回だったが、この作品の初期に感じていた独特の方向性も、あまり感じられなった。今回は旧プリキュアシリーズからのメインスタッフが担当したためだと思うが……