法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『ハートキャッチプリキュア!』第44話 クリスマスの奇跡!キュアフラワーに会えました!!

友達がほしくてバレバレの嘘をついてしまい、逆に友達から距離をとられてしまう少女。クリスマスに1人でアルバイトして恋人をやっかみながらプリキュア待ち受けを心の支えとする青年。敵幹部が同時に2人で乗り込み操縦するデザトリアン。妖精に特別なたのみをし、少女のために変身したキュアフラワー。そして最後に現れるキュアフラワーのライバルにして敵首領のデューン
……ポイントポイントでは面白い描写を繋げて一つの話にしたてていたが、なぜか物語全体の流れがとっちらかっているように感じた。いくら敵幹部が2人で乗り込んだとはいえ、デザトリアンにプリキュア全員がやられる展開がキュアフラワー登場のための御都合主義と感じられたためか。さびしさをかかえつつプリキュアを求める屈折した心が、青年と少女では別物として解決されてしまったためか*1。繋ぎ話とはわかりつつも、物語の焦点が定まっていないと感じたためか。
どこかで少女と青年の接点があれば、もう少し同じ世界観の物語と納得しやすかったかもしれない。

*1:いや、視聴対象層から考えても、すでに友達がいる少女には関係修復が必要で、孤独なままでもプリキュアからのサインがあれば青年には十分という結論は、そう悪くないと頭では思っているが……『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』の小林治回と似た解決を小さなスケールでやってしまったため、個人的評価が下がったというのもあるかな。