見ていた誰もが感じたことだろうが、よもや第2話にして主人公がアフロヘアの状態で変身するとは思わなかった。前々期で主人公がウサギの着ぐるみから変身した時も驚いたものだが、今期は変身前の服装が関係しない変身バンクだったから、風変わりな格好から変身する遊びは中々できないだろうと思い、油断していた。
しかもただのギャグではなく、今話で変身を初披露したキュアベリーと差別化する描写にもなっている。友人の母からドーナツに釣られてヘアモデルとして頭髪をいじり倒される主人公の描写と対比されたおかげで、試着室を使って衣装替えするというありがちな描写でもキャラクター性が演出されているわけだ。
変身は次回にもちこしのキュアパインも、短い描写のわりに性格や家庭環境が表現できている。
初回と同じ前川淳脚本だが、説明的な描写が格段に少なくなり*1、話運びも余裕が感じられて、普通に楽しめた。
背景美術の甘さ等、駄目なところは初回と変わらないので、逆に予想して受け流しやすい。