土曜日に放映された2時間半のバラエティ。録画はしていないので記憶感想。
個人的に「史劇的な物見櫓」*1で知っていた範囲の情報ばかりだったが、映像で確認できたのが良かった。各国家の紹介も秀逸なまとまり。
ムッソリーニやヒトラーに言及してもヒロヒトには触れなかったり、自民党一党独裁や日本が独裁国家を支援した話がされなかったりは、しかたないとあきらめる。
紹介された独裁国家は、独裁者が亡くなったばかりのトルクメニスタン、部族政治の色が強いスワジランド、比較的安全なキューバや、穏健政策に転向した後のリビアといった、比較的有名な国。
そもそもバラエティ番組で撮影できる範囲*2の独裁国家に行っているので、下手に紛争が続いている“民主”国家より幸福そうに見えるのが逆説的。
フジモリ大統領*3がしれっとインタビューに答えていたり、ゴルバチョフが登場していたり*4、呼んだ政治家の人選もけっこういい。
不満もないわけではないが、わりあい楽しめる番組だった。
最後の石原・中曽根・北野鼎談はつまらなかったが、呼んだ2人が独裁者的だと暗に語っていると思えば面白い*5。