hokke-ookami.hatenablog.com
上記エントリで紹介した匿名画像掲示板「政治@ふたば」の不正選挙スレッドで、バイデン大統領就任を計画通りと考えはじめる動きがあった。
不正選挙スレ - 政治@ふたば
21無題Name名無し 21/01/22(金)11:45:10 IP:210.159.*(dti.ne.jp)No.1632752そうだねx38
なんでみすみすバイデンに強権を振るえる大統領に就任させちゃったんだ意図がわからない
という意見もあったが
逆に言えば次のプランに移行するためにはトランプが一度大統領職を退く必要があったんだろうな
共和国プランがもし本当だったならば、元の合衆国は偽りのアメリカであり
それを処するのであればトランプがそのトップにいてはいけないんだろう
同意を示す「そうだね」が三十以上もつけられており、同意しあう傾向の強い不正選挙スレッドでも、特に支持を集めていることがうかがえる。
このように予言を根本から修正していくことで、どれだけ現実に裏切られても信仰が維持されていくのだろう。
さて、「共和国」とは君主制を排した国のことだ。もちろん米国は建国当初から共和国であり、典型的な特徴をそなえている。
共和国とは - コトバンク
共和制をとる国家。
君主制が廃止されて共和制になると,これまでの君主に代わって,儀礼的・形式的に国家を代表する官職が必要となり,普通それが大統領と呼ばれている。
主権が国民にあり、直接または間接に選出された国家元首や複数の代表者によって統治される政治形態。少数の特権階級に主権がある貴族的共和制・寡頭(かとう)的共和制などがあるが、一般には国民の意志に基づく政治が行われる民主的共和制をいう。
この「共和国プラン」は「政治@ふたば」以外でも米大統領選挙前から見られる夢想で、米国が1871年に株式会社になったという意味のよくわからない認識が根底にある。
今現在のアメリカは1776年にイギリスから独立したアメリカ共和国とは程遠く、その実体は1871年に詐欺まがいの手法で設立された「株式会社アメリカ」という民間会社です。1871年に既に偽ユダ国際金融銀行団に買収されていた米国議会は「オーガニック・アクト、オブ・コロンビア」という法案を通し、当時
— 凡人のつぶやき (@bonchan1) 2021年1月15日のアメリカは無一文でおカネが必要だった為、ロンドンのロスチャイルド中央銀行が当時の米国大統領を説得して(=罠)「アメリカ合衆国」という法人を作る様に持ち掛けました。この「アメリカ合衆国という会社」は、アメリカという国を統治する目的で創られ、ワシントンDC(ワシントン・コロンビア特区)と
— 凡人のつぶやき (@bonchan1) 2021年1月15日いうたった100平方マイル(一辺10マイル=約16㎞)に新連邦政府が樹立された。
— 凡人のつぶやき (@bonchan1) 2021年1月15日
この夢想の源流をさがすと、「向井@fkuuyama」という人物のツイートで、ベンジャミン・フルフォードという有名な陰謀論者の主張らしいとわかった。
このにっちもさっちもいかなくなった状況で、しがらみの様に絡みついたお金の因縁をズバッと切ってしまおうとしているトランプ大統領は世界を敵に回して戦わなければならなくなった。という流れ。
— 向井 (@fkuuyama) 2021年1月19日
これは本当?しかし元となる原文は2014年に書かれている。選挙がらみの陰謀とかではないだろう。株式会社アメリカはベンジャミンフルフォードという方が書いた文章みたいです。
— 向井 (@fkuuyama) 2021年1月19日
ベンジャミン・フルフォードといえば反米的な主張の強い陰謀論者で、どちらかといえば左派との親和性が強い。
この「株式会社アメリカ」という陰謀論も2014年以前にさかのぼれるように、トランプ大統領とは関係がなかった。
しかし既存の米国を敵視する陰謀ゆえ、敵の敵としてトランプ支持者に合流していった……というところだろうか
あえて左派としていえば他人事ではない問題と感じられる*1。
ツイートでリンクされているブログエントリは2016年のもので、ここでは大統領に就任したばかりのトランプにも疑いをかけているように読める*2。
ameblo.jp
アメリカ大統領が公式な記者会見や演説を行う場面では、その壇上に必ず金(もしくは黄色)で縁取られたアメリカ国旗が掲げられ、その画像の旗竿にはローマ帝国の国章であった鷲の飾りも見受けられる。
この場合は、アメリカ共和国の旗ではなく海事法を採用するワシントンD.C.という特別区の旗となる。
そしてローマ法に基づいてつくられた国際海事法の解釈では、その場所が「特別区であるワシントンD.C.の法の下に置かれている」ということを意味している。
そして、先日の安倍×トランプ会談の時に出ていたのは、縁取りがある星条旗です。
その情報源とされて引用されているページを見ると、ベンジャミン・フルフォードが2014年に発行したメールマガジンだった。
http://cutshoptime.com/talk/bf_02.html
以前から言うように、今の「アメリカ」は1776年にイギリスから独立して誕生したアメリカ共和国(The Republic of the United States of America)とは程遠く、その実体は1871年に詐欺まがいの手法で(しかし、合法的に)設立された「THE UNITED STATES OF AMERICA(株式会社アメリカ)」という民間会社である。
「株式会社アメリカ」はワシントンD.C.という特区に内在し、その会社敷地内で運営される米国政府は、連邦法によりアメリカ合衆国連邦から独立した地位を与えられて国家中枢機関を統括している民間会社の所有物なのである。
メールマガジンの全体を読んでも、おおむね現在に流れている夢想と一致する。
国際銀行団なる組織が米国議会などを買収したというが、どこに「株」が関係するのか、配当はあるのか、未公開株なのか、といった疑問の答えはなかった。
*1:最近に日本を代表するミステリ小説家がJアノン化した問題も連想した。 hokke-ookami.hatenablog.com