崔氏は韓国出身の保守派として日本でライターなどをおこなっている人物だ。
映画『軍艦島』にまつわる不可思議な論評について、批判エントリをあげたことがある。
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さすがに「Qアノン」のような陰謀論を明確に信じてこそいないようだが、米大統領選にからんでツイッターで不正選挙説を支持していた。
メディアは「敗北を認めないトランプ」という言葉を使うが、私は聞きたい。
— 崔碩栄 (@Che_SYoung) 2020年11月12日
「現段階での米国大統領選の【公式当選者】は誰ですか?」と。
野球でいうと、ビデオ判定終わってないのに放送席でビールかけしてどうするの?
みんなスポーツtotoでも大量に買ったのか?🤔 pic.twitter.com/L83iQuAHE7
実際に米大統領選をつかった賭博がおこなわれていることはさておき、11月13日はすべての開票が終わり、直前に米連邦選挙当局が不正の証拠はなかったという判定を出していた。
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敗北側が証拠も出さずに判定を求めているだけでは勝負が終わっていないとはいわないし、通常なら再判定されても逆転勝利できる票差ではなかった。
逆にトランプは開票が途中の11月4日時点で勝利宣言をおこなっていた。ならばトランプの態度が問われるのは当然ではないだろうか。
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「私がバイデンなら」という仮定で、トランプ側が求めるままに選挙の再検証を受けいれるべきとも主張している。
私がバイデンなら
— 崔碩栄 (@Che_SYoung) 2020年11月22日
「引き継ぎの準備したいから、裁判所はトランプ側がが望む方法で早く再検証やってくれよ」
と言うだろう。
連邦裁判所でもなんでもいいから検証でも裁判でも早くやってくれと頼むだろう。🧐
しかし彼はそう言えないだろう。 pic.twitter.com/vHxP1DHobt
しかし、そもそも2020年11月に大統領だったのはトランプであって、普通に考えればバイデン個人は選挙を検証できる立場ではない。
むしろトランプ側が裁判で不正の証拠をきちんと出せなかったことが、司法の門前払いという結果をまねいただけだ。
曲がりなりにもバイデンの勝利は認めたようだが、トランプが大統領としてヘイトと暴力をあおりつづけたことを無視し、米国の民主党を非難していた。
「数年間、(米国)民主党が教えてきたのは結局『ヘイトは勝つ』ということだった」
— 崔碩栄 (@Che_SYoung) 2020年11月21日
米国だけではない。
米日韓の自称「民主勢力」は暴力とヘイトを常套手段として使ってきた。
「民主」の意味を再定義すべき時代が来たのだ。 pic.twitter.com/JX1WcQROtH
ならべられている写真が国家の権力者への風刺表現なことも、崔氏のような保守派の考える「ヘイト」が差別などとは別物ということを示している。
そして米議事堂乱入事件が発生し、トランプと共和党こそがヘイトと暴力をあおったことを認めるかと思いきや、BLM活動家がいたことを報じないと非難をはじめた。
BLM活動家が米国会議事堂に乱入したことを認める。
— 崔碩栄 (@Che_SYoung) 2021年1月9日
しかし韓国メディアは全て
「トランプ支持者らが乱入」
としか書かない。トランプ支持者らが暴れるからトランプの軍指揮権を剥奪し弾劾すべきと米メディアの主張をそのまま伝える
日本のメディアはどう書くか🤔 https://t.co/2aZ5Kfd4cI
しかしBLM活動家はひとりだけで、取材許可なく暴動内部で撮影していたことで逮捕されたが、破壊の実行や扇動の罪には問われていない。
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しかも「米メディアの主張をそのまま伝える」と書いているが、崔氏が情報源にしているのは大手の米メディアFOXニュースだ。