アセム編に入ってからの、名も無き量産機が負けつつも奮闘していることや、土煙や霧やスモークで視界をおおって戦闘するという演出方針は、悪くない。
今回も、戦闘しながら学園に接近した結果としてロマリーに2人が目撃される、といったアクション面では面白いシーンがあった。
しかし冒頭のシーンは必要だが、あまりに描写が短すぎてキャラクター説明のために挿入しただけとあからさま。1話くらい増やして、冒頭の事故救出エピソードを膨らましてAパート、Bパートでは憲兵がスパイを逮捕しようとして冤罪事件を起こして主人公とゼハートが助ける、くらいの展開を見せてほしかった。そして今回のBパートをふくらまして次回に回し、ウルフの活躍もしっかり入れる、とか。
現状だと、主人公とゼハートの交流が写真で説明しているだけだから、友情や信頼で弁護したのではなく愚かなだけに感じられてしまう。テンポが良いのではなく、やはり拙速。