川上稔による原作は未読。
初回は、雑多なキャラクターを追いかけっこで順番に見せ、それなりに娯楽っぽくまとめていた。とりあえず一話完結分の目標が最初に提示され、それが回収されるまでを描いているので、造語だらけ多人数のアクションでも、それなりに見ていられる。
とっかかりすら不明確だった『いつか天魔の黒ウサギ』と比べて、30分アニメとして最低限の筋をきちんと通している*1。キャラクターが軽くてシリアスさの欠片もないところも、逆に良かった。
いかんせん背景設定はナレーションであわただしく説明するという手法で、相当の無理を感じたが。日本だけが無事というところは、説明がほしいところ。偶然と断言されるならそれでもいい。
そして第2話を見て気づいた。ようするにこれ、21世紀のあかほりさとるだ!
独自設定の多さとか、コメディチックな主要登場人物のかけあいで進む物語とか、半端に重い背景設定とか、たまにハードSFやファンタジーへの目くばせが入るところとか、あざといエロサービスとか、性別いじくりとか、どこかデジャブを感じると思ったよ!!
いや、もちろん原作は未読なので小説が似ているかどうかはわからないが、少なくともアニメ版に限ればあかほりアニメを思い出さざるをえなかった。