法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

アニメの回想シーンで独特の効果が用いられる意味について

様々な回想表現の紹介は良くまとめられていると思うが、結論部分に少し違和感を持った。
テレビアニメの回想シーンについてアレやコレやと考える - 記憶と映画と時間軸 - ご機嫌よう。さようなら。

モノクロ映像やフィルム、ビデオといった映画や映像にまつわるモチーフを使い、時間や記憶を表現するアニメの演出法。

こうした演出法はどれも定番であり、またテレビドラマや実写比較的目にする機会の多いモノではありますが、それでもこういった表現に対して決して混乱せずに時間の流れを把握することができる、私たちの映像への接し方と理解の仕方には、なかなかに興味深いものがありますね。

回想シーンの表現は混乱を起こさないために用いられるのであって、回想表現で混乱してしまう可能性を指摘するのは転倒しているのではないか。
実際にアニメ制作者の発言で、そもそも子供の視聴者は時系列を前後させる演出が理解できず、回想と理解させるため普通の映像から変化をつけなければならないという話を読んだことがある。情報源を失念していてもうしわけないが、たしか何かのTogetterだと思う。