ルールは調べて知っているが、実際にカードゲームをしていない一視聴者としては、素人臭い失敗をしてしまうキャラクターに好感をいだく。普段は描写されないカードを出す順番の意味などもていねいに描写され、わかりやすかった。実際にカードゲームしている視聴者には無駄な話に感じるかもしれないが。
しかしライフを失う痛みを強調するあまり、練習と比べて十倍の痛みがある実戦は恐ろしいという結論になっていて、カードゲームの楽しさを描くどころか正反対に爆走してしまっている。しかもバトルスピリッツは、ライフを全て失うと負けるものの、適度にライフを失うことでコアを得る戦術が定石であるため*1、カードバトルと痛みが不可分という描写になっている。アクションアニメと見れば、戦いの緊迫感を出す良い描写なのだが。
*1:今回の話でも、そう明確に描写されている。