法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『戦国BASARA弐』第四話 安土城の亡霊!? 幸村を襲う嘆きと魔の咆哮!

様々な場面で各々の主人公が、戦国BASARA世界においても戦いは人殺しにすぎないのではないかと問われる内容。
まず一期で自爆死したと思われた松永久秀が再登場し、死体はモノであり人間もモノであると主張し、死者の尊厳を守ろうとする真田幸村こそ殺戮者ではないかと突きつける。同様の描写に時間をかけすぎた一期と異なり、簡潔にして説得力ある主張で、シリーズの世界観を一気に広げ、主人公の目標を再設定させる。


お市をめぐるホラー描写も、作画演出声優どれも素晴らしいし、それを迎え撃つ幸村の殺陣もいい。
ただ、見事な引きでCM入りしながらBパートでは伊達政宗に視点を移したあげく、幸村に視点が戻るといきなり亡霊がいなくなっている展開は拍子抜けした。台詞から考えて、Aパート最後の出来事は断末魔の叫びみたいなものと解すべきなのかもしれないが。