法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『バトルスピリッツ 少年激覇ダン』第11話 閉ざされた門 鉄壁のブロック・ゴレム!

長生中が作画監督で、原画には中村プロの松永晃、他。
枚数を抑えて小気味良い動きが楽しめる上に、ちょっと特徴はあるもののキャラクター修正が行き届いていて美少女度が高いのが嬉しい。


物語は様々な悔恨を背負った門番の少女ミラが、クラッキーとのぶつかりあいをへて、浄化されるまでを描く。軽いナンパ男を装いながら実は純粋な少年が、一度の恋で大きな過ちをおかした少女の魂を救う。少年が得たものは、少女の微笑みだけ。ありきたりな要素を繋いだだけともいえるが、わりと短い時間でキャラクターの魅力を出しつつ話をまとめていた。
1ターンに1ライフのみ削るという、ミラが自身にかけたルールは、御都合主義的ではあるが、一種のローカルルールとしても面白そうだと思ったので問題ない。クライマックスの逆転劇も3DCGに力が入っており、映像としてカタルシスがあった。


ただ、カジツがミラを口車にのせる場面では、見ていて時制が混乱した。4000年以上を生きる魔女が存在する世界で、さらに大昔の霊(?)が生身の存在と同じようにふるまい、しかも二重三重に回想をはさんでいるので、やたら時系列が理解しにくい。
あと、ターンを地味に飛ばした時、説明なくライフが削れているようなのも感心しなかったな。