法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『バトルスピリッツ 少年激覇ダン』第33話 タッグバトル!神造巨兵オリハルコン・ゴレムの恐怖

今回は菊池晃作画監督。基本的に美麗でいて太目の描線で作画されたキャラクターが少年向けアニメとして素晴らしい。少年時代のブルストムの可愛らしさは、いかにも元ジーベックのアニメーターがデザインしたキャラクターらしいと感じさせる。しかし、どうも敵女性の胸の谷間だけ、素人みたいなおかしな作画に見えた。
物語の本筋は主人公初のタッグバトル。ダンとクラッキーともに勝手に戦いを進め、連携がとれた父子に押されっぱなしな状態で次回に続いた。しかし息子であるブルストムが父の言いなりで戦っている上、楽しそうじゃないと主人公が指摘しているので、見せかけの連携よりも心が通いあった側が勝つ展開になるのだろうと予想はつく。予想がつくからつまらないという話でもなく、ブルストムの衝撃の真実や、父子の隙がない攻撃などは楽しかったが、前回で激突一辺倒は駄目と悟ったはずのダンが激突にこだわりすぎている展開に整合性がない。