座古明史が連名で演出。以前に同じく座古明史が演出した、せつなが家族として受け入れられる第24話*1を受けて、せつなが家族を取り戻す物語。母を失う物語と見れば、これも同じく座古明史演出の第6話*2と通じている。
インフィニティ争奪戦からプリキュアの仲違いに移行する流れは少し不自然だったが*3、異世界に連れ去られた母親を取り戻すためキュアパッションならではの能力が活用されたのは巧かったし、母から娘への贈り物をキーアイテムとして活用したため主題が明確化されていて見やすい。
作り込みすぎな感があった第24話に対し、今回は適度に作りが甘く、キャラクターの情動に不自然さを感じないのも良かったな。
アクションもメリハリのついた動き、段階的に巨大化していく敵、空間を広く取った空中戦と、ビジュアル的なハッタリが好印象。あえて注文をつけるなら、今回の展開ならば鏡を基にするとかして敵モチーフに独自性があれば、なお良かった。