偶然なのか、今回は先日に亡くなった金田伊功にオマージュをささげていた。今日は時間移動後、初めて作画に凄みを感じた。
制作協力はガイナックスで、作画監督は若手の金田フォロワーである雨宮哲。影が少な目なキャラクター作画から、炎のような不定形のドクロベエ、平面的な爆発、ハイライトで金属の質感を出したメカ、動画を抜いたコマ落としのような動き、火炎竜、強調されたパースまで……様々な時代のあらゆる金田作画をフォローしつつ、さらに新時代の作画へブラッシュアップ。
古典的に凄い作画の後だからこそ、クライマックスでの立体的な吉成爆発が印象に残る。
夏休みらしいホラー映画をパロディにした物語にも、色々と感じるところがある。とにかく動きが良く、映像効果も凝っていたので、つまらないギャグでも楽しめたし、ところどころはけっこう恐怖演出が巧くいっていた。
とにかく今回の全スタッフに感謝と敬意を。
