唖然とするほど作画が濃密だった。今どき、ここまで生っぽいキャラクター作画や、ブラシで汚された戦車作画、細かな破片が散るエフェクト作画も珍しい。
作画監督の松井章について検索したところ、『コードギアス反逆のルルーシュR2』にて連名で作画監督を経験、『テガミバチ』でアクション監修といった役職を担当していたらしい。この作品でも第6話の作画監督をつとめていたが、さほど印象に残っていなかった*1。
しかし原画スタッフの仕事かもしれないが、少なくとも爆発エフェクト作画には凄みと新しさを感じた。エアブラシで無数の斑点を散らしていた止め絵爆発を動かし、それを橋本敬史作画と折衷したような鮮烈ぶり。今回のスタッフは今後も要注目だ。
*1:当時に視聴した記憶をたぐって思い返すと、顔が縦長になる絵柄の癖が、作画の評価を低くしてしまったのかもしれない。
