ABパートともに桜井このみ作画監督なので、作画は悪かったが、背景を通りすぎる群集でキャラクターを共有していたのは良かった。違う物語でも同じ舞台と感じさせる小技。
Aパートはワイドショーらしいテロップを活用した作中モニター演出、「知る権利」をしつこく主張するリポーターロボットの嫌らしさが原作の良さを活かしていて良かった。
Bパートは静止した世界の表現がいい。くり返し演出やバンクを活用し、作画枚数を巧く節約していた。
今回はABパートともシンプルな筋だけに、素直に原作をアニメ化していたことで面白味が素直に出ていた。