2023年4月と少し古い記事で、良くも悪くも当時もあまり話題にならなかったようだが*1、最近になって存在を知ったので記録をかねて批判しておく。
立憲民主党の「スキャンダリズム」が政治を腐らせた 「第二の55年体制」を終わらせるとき(1/3) | JBpress (ジェイビープレス)
今回の選挙の終盤で話題になったのは、有田芳生候補(山口4区)の「下関は統一教会の聖地だ」という発言だった。彼は統一教会の問題を争点にするためにわざわざ安倍元首相の選挙区から立候補し、下関をおとしめる発言を繰り返した。これで立民党は、下関市民だけでなく全国の無党派層を敵に回した。
防衛費や少子化対策など多くの争点がある中で、なぜ統一教会なのか。有田氏が国会議員だった12年間に一度も質問したことのない統一教会事件に、なぜいつまでもこだわるのか。
私が池田氏の記事を知ったのは、「ピニャータ🪅@Im_Downer」氏のツイートから。別件で「統一教会」で検索した時に引っかかった。
立憲民主党の「スキャンダリズム」が政治を腐らせたhttps://t.co/9yUC1lhfif
— ピニャータ🪅 (@Im_Downer) 2023年4月28日
>有田氏が国会議員だった12年間に一度も質問したことのない統一教会事件に、なぜいつまでもこだわるのか
単なる無能かと思ったら泥舟の操舵手だった。 https://t.co/lxV4EF6itm
立憲民主党の「スキャンダリズム」が政治を腐らせた
https://news.yahoo.co.jp/articles/678f9bc0532b7e0c07ad45eb0f686017368d6799
>有田氏が国会議員だった12年間に一度も質問したことのない統一教会事件に、なぜいつまでもこだわるのか単なる無能かと思ったら泥舟の操舵手だった。
あまり注目されていなかった記事だが、しらべてみると東大教授で弁護士の玉井克哉氏なども拡散している。
「防衛費や少子化対策など多くの争点がある中で、なぜ統一教会なのか。有田氏が国会議員だった12年間に一度も質問したことのない統一教会事件に、なぜいつまでもこだわるのか。⁰ それは立民党が政権を追及できる争点が、それしかないからだ」。
— 玉井克哉(Katsuya TAMAI) (@tamai1961) 2023年4月28日
かつて社会党の選択した、滅びに至る道。
手遅れか。
「防衛費や少子化対策など多くの争点がある中で、なぜ統一教会なのか。有田氏が国会議員だった12年間に一度も質問したことのない統一教会事件に、なぜいつまでもこだわるのか。
それは立民党が政権を追及できる争点が、それしかないからだ」。かつて社会党の選択した、滅びに至る道。
手遅れか。
そして国会議事録検索で簡単にしらべるだけで、2011年や2013年や2018年の質問などが引っかかる。
https://kokkai.ndl.go.jp/txt/117715206X00920110512
私は、今日はストーカー事件と時代の新しい課題について質問をしたいというふうに思います。
実は、昨日、午前十一時から東京地裁五百三十一号法廷で、統一教会信者がストーカー事件を起こしたその初公判がありました。まず、この事件の概要について、警察庁、御説明をいただけますでしょうか。
https://kokkai.ndl.go.jp/txt/118315206X01120130611
私がここで指摘をしたいのは、世界基督教統一神霊協会、いわゆる統一教会、皆様方御承知のように、例えば歌手の桜田淳子さんが合同結婚式に参加をされたのは一九九二年でした。一九六〇年からずっと合同結婚式というものが行われていて、そこに日本人女性も参加をするということがあります。
この間、外務省あるいは文科省の方にもお聞きをしたんですけれども、日本人女性信者が韓国で韓国人男性とどのぐらい結婚をしているかということをお聞きをしましたら、そういう統計は把握していないというふうにおっしゃっておりました。だから、この委員会でも聞いても分かりませんということになりますよということですので、私が結論だけをお伝えしますと、統一教会の日本人信者の女性が韓国人の男性信者と合同結婚式で結ばれた人たちというのは今七千人を超えているんです、七千人。そして、実際にお子さんたちがどのぐらいいるかというと、一万人を超えております。
https://kokkai.ndl.go.jp/txt/119615206X00920180417
まず具体的にお話を伺いたいんですけれども、統一教会、今は名前が変わって世界平和統一家庭連合になって、教祖がお亡くなりになってから組織が三つに分かれているんですけれども、それは、社会的に私たちが見てきても、一つ霊感商法という問題もありますけれども、同時に、合同結婚式ということが大いに社会問題になった時期があります。
それで、実際に一番多いのが、日本人女性と韓国人の方の結婚というものが比率からいうと非常に多くて、日本から韓国に行って暮らしていらっしゃる方がたしか今、六千人を超えているというふうに私は理解をしているんです。先ほど副大臣のお話がありましたけれども、国際結婚ですから、それは何人であろうと文化的あるいは習慣的な違いというのはあるので、様々な問題が生じ得る。
なかったことの証明はむずかしいとはいえ、簡単に検索できるシステムが公開されている状況で見つけられないのは、好意的に考えても能力不足といわざるをえない。
また、池田氏の主張とは別個に回数が少ないと主張する余地はあるかもしれないが、国会の質問の回数や時間には制限があるし、特に自民党は野党の質問時間の制限をきびしくしてきた経緯がある。
国会以外の場所で有田氏が言及している一例として、ブログで旧統一協会とつながりがある自民党議員が国会で質疑したことを指摘するエントリもある。
秋元司参院議員が統一教会の立場で質問 - 有田芳生の『酔醒漫録』
「有田退治」の指示を出した統一教会。統一教会関係者によれば「食口(注、信者のこと)の手によって書かれたもの。勝共本部から教会・教区本部あてに送られた文章」という。ここで支援対象と明らかにされた山谷えり子参院議員(比例区)に続き、統一教会に依頼されて国会質問した議員も現れた。秋元司参院議員(比例区)だ。「選挙支援を行っています」(現役信者)と言われている秋元氏は、5月14日に決算委員会で統一教会がいうところの「拉致・監禁」問題を取り上げている。
聖地あつかいしているという指摘に対して、旧統一教会ではなく有田氏の問題と考える反発が池田氏にかぎらず2023年の選挙において広がっていたことは知っているが、それも当時からよくわからなかった。被害の存在を否認したがるがゆえに加害者よりも指摘者をこばむ被害者の心理までは理解できるが、歪曲して攻撃する意図でもないかぎり第三者が同調して加害者より指摘者への批判を優先する心理は理解しづらい。
しかして有田氏が国会で議員として一度も関連する質問をしていないという池田氏の認識がどこで生まれたのかは、それ以上にわからない。同種の認識は池田氏の記事以前から一部でひろまっていたようだが、時間がたっていることもあり、まだ源流までは見つけられていない。初期の例として、2022年7月においてYAHOO!知恵袋で同種の認識にもとづく質問と、議事録の検索をすすめて反論する回答が確認できたが。
ひるおび見てたら、有田芳生が出演していて、有田芳生が統一教会を40年も取... - Yahoo!知恵袋
国会議員の有田芳生は、統一教会の問題点を知りながら、統一教会問題を取り上げなくて、統一教会と自民党のつながりも国会でどうして追求していなかったのですか。
何を言っているのですか?
国会の議事録で検索して御覧なさい。
九割方有田氏の質問ですよ?