法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『たかじんのそこまで言って委員会』が北朝鮮拉致について特集していたのだが

録画した『ゲゲゲの鬼太郎』をディスクに焼いたりしながらで、加えて相変わらずな番組の語り口にも拒否感があって、横目に見ていただけなのだが、拉致について初めて報道したのが産経新聞だとか、国会で初めて取り上げたのが西村議員だとかいう与太が垂れ流されていたようで、少なくとも先行する報道や国会質問が言及されなかった気がするのは、私が持っている先入観の賜物たる幻聴だろうと思いたかったが、検索で感想を探した限りは現実だったらしく、この番組に何一つ期待してはいけないと再確認せざるをえない苦しい心持ちで、そう、この一文がやたら長くなってしまうくらいに悲しかったのだ。


もちろん、国会で初めて拉致問題を取り上げた政党は日本共産党で、初めて取り上げた報道機関はテレビ朝日*1
北朝鮮を「地上の楽園」と持ち上げていたのも、日本のメディア全体が責任を負っていることは有名だろう*2

*1:ただし、テレビ朝日が扱った拉致問題は犯行形態が異なるという指摘もある。

*2:http://homepage3.nifty.com/m_and_y/genron/hatsugen/korea-raisan.htmちなみに産経等の保守メディアが北朝鮮を賞揚した過去は、英和出版の『マンガ北朝鮮』が保守派からの自己批判的な言及をしており、意外に思った。