法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

汚い金と無縁なマイク、大統領への道

取っている地方新聞に記事が載りつつも書き忘れていたが、犯罪者からの献金について、くわしい続報が出ている。
もちろん民主党の不祥事という点が主であって、マイク・ホンダ個人に焦点を当てたような記事は一般で見当たらない。ちなみにネットで検索すると産経新聞の記事ばかり上位で引っかかり、どのような報道を誰が望んでいるのかうかがえる。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070913i111.htm

民主党献金疑惑、詐欺まがいで集めた投資金が使われる

 【ロサンゼルス=飯田達人】香港出身の中国系実業家、ノーマン・シュー被告(56)が重窃盗罪で起訴された後に逃亡生活を送りながら、米民主党議員らに多額の献金を行っていた問題で、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は12日、シュー被告から投資話を持ちかけられた投資ファンド代表が投資家から4000万ドル(約45億2000万円)を集め、この現金が献金に使われていたと報じた。

 詐欺まがいの手法で集められた金が、2008年の米大統領選に出馬するヒラリー・クリントン上院議員らに流れていたことになる。

 投資話を持ちかけられたのは、ニューヨークの投資ファンド代表、ジョエル・ローゼンマン氏。「資金をグッチやプラダなどの有名ブランドの服を仕立てるのに使えば、40%の利益が出る」などとシュー被告から投資を持ちかけられ、投資家約100人から資金を集めたという。ローゼンマン氏の弁護士は「シュー被告は人をだます能力にたけていた」と話しており、既に地元捜査当局に捜査を依頼したという。

 クリントン氏は、シュー被告の紹介者から受けた献金85万ドル(約9600万円)を献金者に返還すると表明しているが、ローゼンマン氏の弁護士は「献金は被害者である投資家に戻すべきだ」と話している。

 シュー被告は6日、列車で逃走中、コロラド州で体調を崩し、連邦捜査局FBI)に逮捕された。
(2007年9月13日18時56分 読売新聞)

献金した中国系米国人は台湾系でこそなかったものの、香港生まれの米国育ち。つまり中国共産党の意向を受けていた可能性はまずありえない。


さて、もともとヒラリー上院議員は高い集金力を持つことで大統領への近さを競っていたが、その集金力によるスキャンダルで足をすくわれかねないことも指摘されていた。他の大統領候補や民主党有力者も大同小異なので、民主党内部ではヒラリー個人を攻撃できないと報道されている。
Stop and Think:マイク・グラベル猛語録(1): 暗いニュースリンク

質問者:
「それはそうと、整髪に400ドル使いますか?」

グラベル
「いいや。でも背伸びしてるよ。30ドルくらい使ってる。払う余裕はないが、うぬぼれがあるんでね。髪も薄くなったが、いい具合にしとかないと。」

質問者:
「資金調達が極端に少ないですが、ホントに勝てるのですか?」

グラベル
「もちろん。もうマネーゲームの時代じゃないんだ。私はマイナスの支持率から、3%あたりまでいってるんだ。バイデンやドッドと同じくらいなんだが、彼らは毎週新聞に出るからな。こっちは、ワシントンまでバスで帰らなきゃならん。25ドル以上は払えないんでね。しかし私の声は届いてるよ。」

こうして不正献金と無縁なグラベル大統領へのカウントダウンが始まった*1

*1:無茶だ。