法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『あらすじで楽しむ世界名作劇場』

日本や世界の名作小説*1を芸能人がプレゼンする形で映像化した、2時間バラエティ。
どうやら前日にもシリーズ番組が放映されていたらしいが、未見。


市川春猿の演じる影絵アニメ『地獄変*2が、普通に出来が良くて感心した。人形劇による『岩窟王』も流石の内容。どちらもNHK教育あたりで放映されておかしくなさそう。
目当てだった3DCGアニメ『ジーキル博士とハイド氏』は、モンキーパンチによるキャラクターデザインが活きてなくて残念。意外と楽しめはしたものの。
他のドラマも、短時間にまとめているおかげか粗も目立たず、バラエティレベルでは見られる内容だった。


あらすじだけで名作を知ろうとする、お手軽にもほどがある考えは好きではないが、ムック等ではなく映像化による解釈を加えるのは面白いかもしれない。

*1:発表時期から考えても他の名作と同列に語るべきではないだろう『蹴りたい背中』も紹介されているが。

*2:番組とは関係ないが、藤子・F・不二雄『エスパー魔美』で元ネタから翻案した短編がある。芸術家の狂気に対する回答として素晴らしい内容だった。