監督が『ラドン』を愛好しているという話を聞いたことがあるが、実際に公開されたシーンの多くがラドンの猛攻にあてられている。
2014年版の予告*1より怪獣が前面に出つつ、よりディザスタームービーを思わせる映像にもなっている。
氷漬けのキングギドラは、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』のオマージュだろうか。となるとバラゴンの位置にラドンが当てはめられているのだろうか……などと想像させられて楽しい。
ラドンの活躍は、最新兵器に対抗しつつ世界に影響をあたえる存在感を怪獣に求めようとすると、やはり飛行能力が便利ということもあるだろう。
実際、予告などから登場が判明している怪獣で、飛行能力がまったくないのはゴジラのみ。他の怪獣と対比的に、2014年版よりも茫洋とした肥満体に見える。
ハリウッド版ゴジラ続編、キングギドラ・モスラ・ラドン登場の予告編公開! - シネマトゥデイ
マイケル・ドハティ監督が、「ゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラ……それにもう少しだけサプライズがあるよ」と明かすと、会場からは歓声が沸き起こった。
ドハティ監督は、これまでは脚本仕事が多いらしく、実際に私が見たのも脚本だけの『X-MEN2』くらい。『クランプス 魔物の儀式 』という監督作品もあるが、残念ながら未見。