ターミナル駅をシャドー列車が強行突入して占拠。奪い返すためトッキュウジャーは2正面作戦をいどむ。
少し前にシュバルツ将軍がドリルレッシャーを奪っていたことが、ここでついに同じ目的のための一時的な共闘として活用される。
とはいえ、対シャドーで呉越同舟して完成した最大ロボが、作中でも突っ込まれるような単純変形で、いささかガッカリした気分はある。必要なパーツをはめこんでいく手順は玩具としては楽しいかもしれないが、ただ番組を視聴しているだけでは面白味がつたわらない。あまりにサイズが既存ロボと違うため合成の手間がかかるのか、新ロボ登場回にしてはミニチュアが少なかったり、クオリティもいまいち。
良かったのは敵側の動きかな。シャドー側の量産ロボットを窓の外に合成したり、量産ロボットが融合して強化されたり、VFXの見せ場も多かった。
グリッタ嬢の愛情に応えたシュバルツ将軍の心情も描かれる。普段はシリアスな笑いを提供する6号がシュバルツ将軍と取引し、シリアスキャラっぽい描写のまま終わったのも珍しい。シュバルツ将軍の言動が大仰なためか、それとも6号自身も元シャドー怪人なためか。