法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『烈車戦隊トッキュウジャー』第39駅 終わりの始まり

これまでの展開を受けて、ついにトッキュウ6号がシュバルツ将軍勢力へ組みこまれる。一方、「闇」を消費して怪人を再生させる怪人ボセキシャドーが街を襲っていた。


今週は、とにかく小林靖子脚本の職人技にうなった。
まずクリスマスで人々が浮かれているため、「闇」が普段より発生しないという時事ネタから導入。そこで皇帝ゼットを弱めたいシャドーライン内部の反抗勢力が、あえてボセキシャドーを解放して「闇」を消費させようとする。そうして再生された怪人たちは弱いが、それと対峙することでトッキュウジャーは過去の戦いを思い出し、トッキュウ6号の失踪に心を痛める。
ヌイグルミを使いまわすために、特撮ドラマで多用される再生怪人エピソード。そのノルマをこなしつつ、シリーズの転換点のポイントとなり、主人公のドラマにもかかわってくるという、一石三鳥の展開だ。