法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

問題は読解力か表現力か

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12月11日の上記エントリふたつに対して、大屋雄裕教授*1からツイートふたつの反応があった。

まず、「はしない本音」が誤記ではないといわれるのなら、さかのぼって訂正するのはやぶさかではない。後述の再掲部分は記録の意図で残し、過去エントリは訂正しておく。
ただし「端無き」という言葉だとすると、それはそれで意味がわからない。ちなみに下記ツイートのような疑問があがっていた。

念のため「端無く」つまり思いがけないという意味で読んでみたが、大屋教授が憶測した内面にすぎないことを評して思いがけず本音が出たなどといわれても、私としては困惑するしかない。
むしろ12月11日のエントリでは、大屋教授の憶測は間違っているとあらためて確認していた。下記に再掲しよう。

以前にも大屋教授は、特定秘密保護法案に反対するデモと私が同調しているかのような前提でエントリを書いていたことがある。それは間違いだとはっきり返答したのだが。
どこに違いがあるのかしらない人たち - 法華狼の日記

相手が書いてないことを想像して「はしたない本音」と評価するあたり、もはや大屋教授は陰謀論者であることを隠す気がないようだ。
私は、現在の特定秘密保護法案に反対するデモを手放しで肯定する立場ではない。


そう、たがいに訂正をおこなったまではいいのだが、読解力がないという評価を私に対して根拠なくくだされても、私としては応答が難しい。
12月11日のエントリは、大屋教授が私を陰謀論者と評価したことへの反論だ。私自身も過去の文章を再掲し、文意や文脈を説明している。特に大屋教授の憶測が間違っているという反論は、私自身の文意を説明したものであり、基本的に読解力は関係ない。
表現力が不足していたと私に対して批判するなら、同意はしないが理解はできる。読解力がないとだけ評価していることは、大屋教授が12月11日のエントリを斜め読みしていることを疑わせるに充分だ。


そもそも私のエントリふたつは、大屋教授が過去に書いた文章をいくつも引用している。大屋教授の自己解説が正しいかを確認するためだ。大屋教授は自分の文章を読み返して文脈をあらためて確認することも疲れるのだろうか。
ちなみに私自身の読解力とは関係ない話として、治安維持法についての大屋教授のツイートをあらためて引用し、それに対する意見をひとつ紹介しておこう。

元ツイートを投下した[twitter:@SagamiNoriaki]氏は、大屋教授に対して下記のように意見していた。

このツイートを見ると、起訴されていない死者がいることを補足するべきとSagamiNoriaki氏は考えたようだ。どれくらい強く考えていたかはともかく、起訴以外の数字に目を向けるべきといっている点においては、私と同じだったと考えていいだろうか。

*1:ツイッターアカウントは[twitter:@takehiroohya]。