若き青銅聖闘士を前に、玄武が兄弟子として命と肉体を賭し、四天王の武器に抗う。
車田世界というより、ジャンプ漫画の世界。ここで玄武が倒れるのはサブタイトルや装備の特性からして予定調和だが、ベタな自己犠牲をそれっぽく描いていて、神話モチーフの古臭い物語からスピンアウトした作品としては上々。
演出は初参加の暮田公平*1、作画監督は小泉昇。
ぐにゃりと歪んだレイアウトもアニメ旧作のようで良い感じ。それでいて陰影が荒々しいところは交代前スタッフの馬越嘉彦デザインを思い出させる。口の小ささは、もともとの小泉作画監督らしい絵柄。
*1:ツイッターで制作進行の問題を語っていたが、演出を手がけた今回か、コンテで参加した『ONE PIECE』のかはは不明。「小宇宙」と書いているところから、この作品という可能性は高そうだが。https://twitter.com/KuretaK/status/321142476612198400