アイドルプリキュア研究会で上映されるライブ映像を咲良たちも楽しむ。しかし田中ぷりんを名乗っている人間姿のプリルンが実際にアイドルプリキュアのライブを見たと話してしまい、研究会のメンバーが色めきたつ。なんとかごまかした咲良たちだったが、配信ではないライブを実際に楽しみたい気持ちを知って、パシフィコ横浜でのライブ開催に向かって動き出す……
金杉弘子脚本、中島啓太郎の演出、村山里野と洪範錫の共同作監で、10月18日に現実に開催されるライブ「You&I=We're IDOL PRECURE」をアニメ内の出来事として描いていく。
パシフィコ横浜などの固有名詞も登場し、ゲスト出演する主題歌の歌手も作中に登場、AパートとBパートのあいだでライブ開催のCMが流れ、虚構と現実の境界線があいまいになるメタフィクションを見ているかのような気分になった。
しかし商業作品だからしかたがないとは思いつつ、見ながら資本主義というフレーズが脳裏をよぎりつづけたのも正直な感想ではある。思えば過去キュアや主題歌歌手のカメオ出演回も宣伝イベント回ではあるのだが、どうしてもライブの宣伝は作品そのものの宣伝でも商品の販促とも違うという意識で見てしまう……