前後ともに原作あり。珍しく亜細亜堂が制作協力で、主に『忍たま乱太郎』で活躍しているアニメーターが入っていた。作画は安定。
Aパートは相内美生脚本、吉田光春コンテ演出、芳川弥生作画監督。魚の飼育でスネ夫と競争するというシンプルな筋立ての原作を、魚と楽しむ場面をふくらませてアニメ化。
巨大な魚に乗って空中散歩に出かける場面など、同じサブタイトルの原作に存在しないことが不思議なくらい、よく作品の雰囲気になじんでいた。
ふくらませすぎたのか、発光する海中生物で目を楽しませるアニメオリジナル描写を加えて、スネ夫がしっぺ返しにあうオチと印象を食いあったことだけが微妙。もっと尺をとれば面白く出来たかも。
Bパートは清水東脚本。途中まで原作の流れを再現*1。そしてCMをはさんだCパートでアニメオリジナルのオチを入れる。うまく番組構成して、原作の味わいとアニメ独自の味わいを別けていた。