過去の名作再放送と、『SHIN-MEN』の新作を放映。
Aパートは『赤ずきんちゃん』の世界に『紫頭巾』のキャラクター達が乱入して起こるパロディ劇。沖田総司をぶりぶりざえもんが演じ、正体を明かさない状態の二枚目演技では塩沢兼人の美声が楽しめた。ぶりぶりざえもんシリーズの一種ということもあり、作画も上々。
Bパートは妻がいない日に家族を支えながら敵と戦うヒーローの苦悩を描く。コンテ演出作画監督は湯浅政明。
何度もしつこく現れるTON-MENと戦えるのがニョキしかいないため、仲間を助けに来ては家庭に戻るが、家事が遅々として進まない。手足が伸びる能力をいかして戦場と家庭へ同時に存在しようとするが、そのため逆に両立できなくなる様をコメディタッチで描く。
激しいアクションを楽しませるのではなく、家庭の楽しさ仲間の優しさを正面からほがらかに描いた、気持ちいい話だった。