法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『ドラえもん』七夕の空が落ちてきた

七夕が近いということで、星座を題材にしたアニメオリジナルストーリー。
複数の秘密道具で対抗してなお、出木杉英才の活躍に負けるという点では、作品の勘所をよく押さえていた。美しい星空を見て、出木杉が「プラネタリウムみたい」と評する台詞には違和感あったが、これは出木杉も都会っ子になったということか。
星座を秘密道具で地上に降ろして起こる珍騒動が神話に基づいた展開だったり、野比家の両親をまきこんだラブコメ展開の結末を甘酸っぱくしたり、アニメオリジナルではがんばっていた部類だと思う。


しかし、星空に映し出される星座のディテールが甘いことは気にかかった。特に白鳥座が天の川をまたいでいるところに違和感大。小学館の子供向け作品なのだから、こういう理科的な描写はきちんとしようよ。


そうして見ながら違和感が大きかったのだが、後で調べてみると、アニメでデフォルメした星図としては相当に正確だとわかった。どちらかというと私の記憶が間違っていたらしい。アニメスタッフへ謝罪しておく。