日本テレビ系列の30分間科学教養番組が秋葉原に集うオタクの心理を取り上げていた。
所さんの目がテン！｜日本テレビ
２０１１年１月２３日。秋葉原の歩行者天国が復活します！
秋葉原といえば、“オタクの聖地”。
そこで今回の目がテンはオタクの疑問を解明しちゃいます！
街頭でオタクのイメージについて聞いてみると・・・
「チェック柄のシャツを着ている」という意見が多数挙げられました。
実際に、オシャレの街「表参道」と「秋葉原」の通行人をウォッチング！
すると、秋葉原は驚きのチェック柄着用率であることが判明！
では、なぜオタクはチェック柄のシャツを着るのでしょうか？
そこで目がテン！大実験。
「無地」「水玉」「ストライプ」「チェック」の４種類のシャツを着た４人が１分間のスピーチをして、一般人に聞いてもらいます。
ところが、この実験は嘘実験！
「どのシャツが印象に残るかをみる」というのが本当の目的。
一般人の回答から、チェック柄の意外な事実が判明します！
オタクのイメージで多かったのが、「萌えキャラ」好き。
今、お菓子やお米、お茶など、パッケージに「萌えキャラ」を使用した商品が売れています。
しかし、なぜ「萌えキャラ」をパッケージにすると売れるのでしょうか？
そこで、目がテン！では、オリジナル萌えキャラクッキーを作っちゃいました！
果たして、オリジナル萌えキャラクッキーは売れるのか！？
なんと、佐藤アナも萌えキャラになっちゃいます！
オタクのイメージ、最後は「メイド」好き。
何と秋葉原には、４０軒以上のメイドカフェが存在します。
ここで、素朴な疑問が・・・。なぜオタクはメイドが好きなのでしょう？
そこで、またまた実験しちゃいました！秋葉原街頭で５人の女性の人気投票を実施。最下位の女の子にはメイド服を着てもらい、再度人気投票を行いました。
すると、驚愕のメイドパワーを発揮してしまう！？
今回はオタクの疑問を解明する３０分！
これを見れば、今まで気になっていたオタクの特性がわかっちゃいますよ〜！
秋葉原にいったことがないオタクがいうのも何だが、オタクとして首をかしげる実験が多い。
いや、実験が事実に反していると主張するつもりはないが、たとえばクッキーなどはパッケージで興味を引けば売り上げが増えるのは当然だろう。たとえば街ごと年代ごとにどのようなパッケージが売り上げを伸ばせるかという比較実験にするべきだったのではないかと思う。
所ジョージが疑問視し続けていた問題、「萌え」とは何かという問いも、萌えキャラクターの絵柄は幼い可愛らしさが誇張されていて、内向的なオタクが優位に立てるからという古典的な説を、疑問視することなく最後に提示して解答とする。少し手を抜きすぎてないかな。たとえばクッキーの絵柄で、西又葵オリジナルキャラクターよりも番組アナウンサーをモデルとしたキャラクターが売り上げよく、番組ADをモデルにしたキャラクターはさらに少し良かったという実験結果から、たとえば「萌え」と物語性が関係するという説を提示するかとばかり思っていた。
個々の実験結果は興味深くて、チェック柄が印象に残りにくいことや、秋葉原の意識調査の一つとしてメイドが他の職業より人気あることは意味があったと思うが、いろいろと解釈が乱暴すぎて残念だった。
この番組は他の科学教養番組と違って、所ジョージが実験結果を最後まで疑問視したりする軽さがあり、今回も一種のエクスキューズとして機能して嫌悪感はなかったことだけが救い。
