法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『STAR DRIVER 輝きのタクト』第七話 遠い世界

今回も新井淳がロボット戦を作画していたが、落下するスガタを必死で受け止めるシークエンスの担当なので、個人的には適任と感じた。助かることはわかっていて、キャラクターの助けたいという情念を感じさせることが必要な場面だから*1
しかしスガタとタクトのドラマ自体は、もっと話を積み重ねてから描くべきだったんじゃないかなと思う。主要キャラクターが別の顔を見せる衝撃を描くなら、1クールはほしいところ。描写が濃密であれば半クールでも充分と思うが、これまでキャラクターの心情から距離をとってきたため、今回も描かれている内容ほどの衝撃は感じなかった。
ワコとタクトだけで無人の島を散策する回があったおかげでワコの感情は伝わってきたのだから、スガタを主軸にしたドラマも一回ほしかったところ。いや前回がそうだったのだろうが、最後に登場して自己犠牲に走っても感情移入はしにくい。たとえばメイド*22人が助けにくる代わりにスガタが助けに来ていれば出番も増やせたのではないかと。

*1:ギャグではないのにキャラクターがからむ場面でデフォルメ作画を用いることに違和感を感じる人もいるかもしれないが。

*2:この1人のスガタに対する思慕を描いた回で、スガタの魅力を濃厚に描写しても良かったはず。