法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

「太宰」が幽波紋なら、「世間」は邪気眼

いわゆる「太宰メソッド」の「世間じゃない。あなたでしょう?」という批判手法は、太宰作品から借りた言葉だ。もちろん借りて批判しからといっても、批判に対する反論は太宰でなく、批判者に届く。批判者も反論を受け入れる。
自分と異なる姿、拡大された力を借りて戦うが、反撃にあえば自分も傷つく。そのためだろうか、「太宰」はマンガ『ジョジョの奇妙な冒険』に出てくる幽波紋……スタンド*1にたとえられる。
Pixivのランキングが腐女子に置かされている件についての考察 - Togetter

どうやらまたぼくの出番のようだな。すでに太宰が背後でジョジョ立ち決めてるぜ!
y_arim
2010-04-16 23:49:16


注意してほしいのは、「世間じゃない。あなたでしょう?」という言葉が、「世間」を想定して行動すること全てを否定しているわけではないこと。世間を想定して論を進めてもいい。世間を想定して自らの態度を決めてもいい。世間を根拠にして指図する場合、いざ自身の責任が問われそうになれば世間へ責任転嫁されることが多いから、先回りして「世間じゃない。あなたでしょう?」と問うのだ。
つまり「太宰メソッド」とは、その「世間」はあなたが「自分で作った設定」でしょう、という確認なのだ。


だから、つい何かについて語る時に「世間」を持ち出したくなったなら、「っぐわ!……くそ!……また暴れだしやがった……」と腕を押さえて、「世間」を「私」に書きかえる努力をしてみよう。「っは……し、静まれ……俺の腕よ……怒りを静めろ!!」と、あえて自分の主張と記述してみよう。
それでも世間の存在を根拠にして指図せざるをえないと思うなら、その「世間」に従う必要性を誠実に論じた上で、自分が指図していることの責任は主体的に引き受けよう。……まあ、当人に引き受ける覚悟がなくても「世間見せろよ!世間!」とからまれてしまうことが最近のインターネットでよく見られる光景ではあるのだが。
邪気眼とは - はてなキーワード

中学の頃カッコいいと思って

怪我もして無いのに腕に包帯巻いて、突然腕を押さえて

「っぐわ!・・・くそ!・・・また暴れだしやがった・・・」とか言いながら息をを荒げて

「奴等がまた近づいて来たみたいだな・・・」なんて言ってた

クラスメイトに「何してんの?」と聞かれると

「っふ・・・・邪気眼(自分で作った設定で俺の持ってる第三の目)を持たぬ物にはわからんだろう・・・」

と言いながら人気の無いところに消えていく

テスト中、静まり返った教室の中で「うっ・・・こんな時にまで・・・しつこい奴等だ」

と言って教室飛び出した時のこと思い返すと死にたくなる

柔道の授業で試合してて腕を痛そうに押さえ相手に

「が・・・あ・・・離れろ・・・死にたくなかったら早く俺から離れろ!!」

とかもやった体育の先生も俺がどういう生徒が知ってたらしくその試合はノーコンテストで終了

毎日こんな感じだった

でもやっぱりそんな痛いキャラだとヤンキーグループに

邪気眼見せろよ!邪気眼!」とか言われても

「・・・ふん・・・小うるさい奴等だ・・・失せな」とか言ってヤンキー逆上させて

スリーパーホールドくらったりしてた、そういう時は何時も腕を痛がる動作で

「貴様ら・・・許さん・・・」って一瞬何かが取り付いたふりして

「っは・・・し、静まれ・・・俺の腕よ・・・怒りを静めろ!!」と言って腕を思いっきり押さえてた

そうやって時間稼ぎして休み時間が終わるのを待った

授業と授業の間の短い休み時間ならともかく、昼休みに絡まれると悪夢だった

ちなみに、この「邪気眼」はマンガ『幽遊白書』に登場する「邪王炎殺黒龍波」が原型という説がある。だとすれば「太宰」と「世間」の戦いは人気ジャンプマンガ夢の対決ということになるだろう。だからどうしたと問われても答えようがないが。

*1:念のため説明すると、『ジョジョの奇妙な冒険』第3部から登場する設定。スタンドは本体となった人間の意識を反映しつつ、ある程度まで独立して動く、背後霊のようなもの。いくつか例外もあるが、たいていのスタンドは傷つけられると本体も傷つく。死にいたることもある。