黒田成美演出。ラブの会いたい相手が大輔だったりの甘酸っぱい恋愛描写が、いかにも彼女ならではといった感じ。プリキュアシリーズは恋愛描写が少ないことを特徴としており、恋愛描写の多い黒田演出回が逆に個性的。
そもそも恋愛描写に限らず、プリキュアシリーズはプリキュア同士*1や敵との関係性を重視し、周囲の人間関係は希薄だった。家族とかかわる描写も、ほとんど一話完結のエピソードにとどめてきた。
今回は一話をかけてそれぞれの家族と別れる姿をたっぷり描き、それなりに情感は出ていたし、今作の特色とも感じた。悪くなかったと思う。
しかし次作で再び大幅リニューアルするところから見ると、プリキュアシリーズでは今作のような周囲との関係性を求められていないのかな、という気もする。
今作でも、家族や恋人との関係性を描いていたのは序盤と終盤が主で、中盤は敵だったイースとの和解に描写が費やされていた。
