コンテは石平信司で、激しく殴り合う殺陣が見られる。作画監督は伊藤智子で、丸っこく整った顔立ち。
雨の中にて一対一で殴り合い、草むらに倒れこんで和解する、少年マンガ思考な主人公達に笑ってしまった。古典的な展開であること自体は文句ないが、古臭いテンプレートを女児向けアニメに置きかえただけと感じられ、没入することが難しかった。
感情表現を深く彫り込む前回が印象的だっただけに、いささか周囲の反応も淡白すぎる。敵側の言動が画一的なのは管理社会らしさが出ていて悪くないが、戦闘に参加しないプリキュアが画一的だと背景化するだけ。ただでさえ最近は背景化がいちじるしいのに、小動物と同じような反応をしてどうする。
二人の決着がついてから、「時間です」の一言で暗転し、復活を果たす流れは爽快感があったものの、前回と次回への繋ぎ回以上でも以下でもなかったかな。
