前回からの流れでキュアパインが動物の声を聞けるようになり、情報収集が進む。人間が勝手に外見で判断した内容とは正反対な動物の声で笑いを取り、情報収集描写を単調に感じない。
敵幹部ウェスターのキャラクター崩れが半端なかったが、他の敵幹部はシリアスなままであり、敵全体が人間界の常識にうといことも描写されているため、現実感が削がれることはない。ウェスターのマヌケっぷり*1でプリキュアが窮地を脱する展開の説得力を増していた。
演出は三塚雅人。
敵幹部と初めての全面対決で、これまでの巨大モンスター戦とは違ったアクションが楽しめる。パースの効いた構図、重みのある打撃、前景で奥行きを強調した映像で、アクション作画が弱いなりに重要な戦闘らしい雰囲気は表現できていた。