ああ、主人公は、色恋沙汰に全く興味がないわけはでなく、自分へ向けられる感情に鈍いというキャラクターなのか。
総作画監督しもがさ美穂に、作画監督は桜井正明。原画に長生中他、今回もよく動きながら絵が整っている。
新登場のキャラクターは、京都弁を使いつつ極端な洋装の少女キョウカ、主人公の同級生ストライカーの双子×２な兄弟。それぞれ短時間でキャラクターが立っている上、主人公とライバルの激突にからみ、話をもりあげる。
最初の現実的なカードバトルは中断され、リレー競争で友を傷つけ傷つけられ、その因縁でもって闘技場のカードバトルになだれこむ……キャラクターアニメとしては、非常に楽しい内容だった。
しかし、あいかわらずカードバトルへ力を注いでない。
ライバル対決という面では、授業を優先して中断されるカードバトルより、トラブルがあったものの最後まで決着をつけようとしたリレー競争で話が盛り上がった。闘技場でのカードバトルは、熱くなった対立関係を冷ます役目になっている。
カードバトル販促アニメというより、カードバトルが広まっている世界のキッズアニメといった感覚。
